この春千葉商科大学サービス創造学部を卒業した2期生たち。その一人が岩崎明莉さんだ。大学が打ち出す教育プログラムのひとつが「活動から学ぶ」学生プロジェクト、彼女はその中の「パーティ・プロジェクト」を支えてきた初期メンバーである。大学生活を通じて学んだこと、そして、就職して社会に旅立つ彼女が目指すものとは。


「サービス」を学びたい

島根に生まれ育った岩崎さんは、高校2年生を迎え、首都圏の大学進学も視野に入れるようになった。東京で単身赴任をする父親からの勧めもあったからだ。
中学生の頃まで、実家は銭湯を営んでいた。「幼い頃から番台に座っていたこともあって、とにかく人と話すことが大好きでした。サービス業イコール接客、というイメージをもっていたので、サービスについて学ぶことができる大学に行けるといいなと思いました」と岩崎さんは当時を振り返る。
インターネットで「大学 サービス」と検索してみると、真っ先にヒットしたのが「千葉商科大学サービス創造学部」だった。
父に会いに上京した際、大学のオープンキャンパスを訪れた。マーケティングに関する模擬授業は、高校までの授業では体験したことのない内容で大いに刺激を受けた。
翌年開設予定の新しい学部で、2年後自分が入学するとしても2期生である。しかしながら、学部設立を前にして、公式サポーターとして有名企業がすでに数々名前を連ねていたことにも驚いた。
岩崎さんは、「先輩がいないという不安以上に、これから自分たちが歴史をつくっていくんだ、というところに魅力を感じました。個別相談の形でいろいろなお話を聞きながら、アクティブにビジネスを体感できそうだと思ったんです」と語る。こうして、彼女はこの学部への進学を決めた。


パーティ・プロジェクトとの出会い

高校を卒業し上京。父と二人暮らしの大学生活が始まった。出身高校が一緒ですでに仲良かったり、実家から通っていたり、という地元出身の学生が周りに多く、「方言も気になりましたし、友達もいなくて不安。特に4月前半は家で泣いていたように思います」と言うように、入学してしばらくはキャンパスライフにも戸惑った。
学生生活に徐々に慣れてきた彼女にとって大きな転機になったのが、パーティ・プロジェクトとの出会いだった。そもそものきっかけは、ハワイ出身のケビン・ミラー先生によるモーニングクラス(カフェスタイルの語学講座)「Kevin’s Aloha Cafe」を受講していたことだった。夏休みにさしかかった頃、ケビン先生から「学生や、地域の人たちが楽しめるパーティを企画しよう」という話が持ち上がった。ターゲットは10月のハロウィン・パーティ。彼の思いを形にすべく、プロジェクトチームが発足した。
「学生プロジェクトに参加することを楽しみにしていました。でもプロジェクトには2年生からしか参加できないことを入学後に知って残念に思っていたんです。そんな矢先に、この話を聞いて。プロジェクトに参加できる。しかもゼロベースから立ち上げることができる。私にとってはラッキーでした」
2年生2人、1年生6人。8人のメンバーによるプロジェクト活動はこうして始まった。


ハロウィン・パーティからイエロー・パーティへ

日本ではあまり馴染みの少ないハロウィン・パーティは、奇妙な雰囲気ゆえ、非日常感を感じられるパーティのひとつだ。ケビン先生がハワイで購入してきた小物などをコーディネートし、会場に飾り、パーティを開催した。岩崎さんも「1日限定の企画でお客様は20人程度でしたが、参加したみなさんには喜んでいただくことができ、ある程度の成功感覚をつかむことができました」と語るようにこのパーティでの成功が評価され、12月に行われる「イエロー・パーティ」の演出・運営を担当することも決まった。これは、サービス創造学部の学生たちと教職員が一堂に会して懇親する年末恒例行事のパーティである。
ハロウィン・パーティの際には、脚本やシナリオの準備がなかったり、トラブルが起こった時のリスクマニュアルがなかったりと反省すべき点も多かった。「負けず嫌いのメンバーが多かったんです。みんなもっといいものにしようという気持ちが強くて、打ち上げの反省会ではいろいろと議論しあいました」と岩崎さんは振り返る。
ハロウィン・パーティを経験し、メンバーそれぞれの得意不得意がわかったこともあり、各自の役割を分担することにした。「パーティ当日に向けての準備は、連日夜遅くまで及びます。ハロウィン・パーティからイエロー・パーティへと至る過程で、メンバー全員の意識が高まったことを実感していました」
ハロウィンでの反省をいかしながら準備を進めたイエロー・パーティは、多くの教職員や学生を集めて開催され大きな成功を収めた。
 

参考】2013年イエロー・パーティの様子はこちら

 

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イエロー・パーティのコーナーイベントで司会を務める。
 

 
 

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